【レッスン備忘録 TAB譜7800の正体は?】ソロウクレレの楽譜によく出てくる、よく分からないTAB番号。謎が解けた!
ソロウクレレが好きで
市販の楽譜本を使って、好きな曲をよく練習している。
とくに好きなのが、ジャカソロで
弾きたい曲を見つけるたびに、ジャカソロ本買っていたら…。楽譜本が盛りだくさんに…。
これだけたくさん本あっても、練習した曲は
一冊の本で、好きな曲を数曲だけという事実…
どうやら、好きな曲のキーが偏っているみたいで、練習してるといつも、同じ謎のTAB番号に遭遇する。
謎のTAB番号
「7 8 0 0」…あなた何者?
たとえば
Cコードならいくつか押弦の仕方がある
オープンコードからずらして作るCコードなら…TAB番号でいうと
(オープンコードの関連記事は、1番下に貼っときます)
3000…Cコード(オープンC型)
3345…Cコード(オープンA型)
7879…Cコード(オープンF型)
10 12 12 12…Cコード(オープンD型)
こんな感じ?
どのオープンコード型にもない
「7800…」←君は誰なんだね?
7879のCコードに似てるけど…
Cコードでは…ない?よね??
ソロウクレレだし、メロディとアレンジして7800になったのかな?
とあまり考えないで弾いていた。
しかし、
「7800」…あまりに頻繁に楽譜にでてくる…
たぶん…あなた(7800)…
Cコードです…?…よ?…ね?
疑っているが確信が持てない。
Cコードのハイコード、コードブックにもよく載っている「7 8 7 9」があるのに…
7 8 0 0 …
君はどうやって産まれてきたんだい?
気になる…気になる…気になりすぎる…(´ཀ`
せ、先生ーー!!
【結論】
7800は.Cコード (やっぱり…)
【7800出生秘話】
お父さんCコード→3000(ローコード)
お母さんCコード→7879(ハイコード)
から産まれた、
娘ちゃんCコード(7800)だった!!
【解説】
構成音が低い
3000のCコードは、お父さん
構成音が高めの
7879のCコードは、お母さん♪( ´▽`)
描き描きすると…
娘ちゃんCコード(7800)は…
お母さん(7879)の高音の美しい響きと
お父さん(3000)の低音、
そして押弦のしやすさを合わせもつ、
いいとこどりの、Cコード(7800)だった!
謎が解けてスッキリしました!( ´ ▽ ` )
(※図解中のR.M3.P5は構成音です。
構成音知らなくても、この記事は読めると思いますが、関連記事、一番下に貼っときます♪)
ソロウクレレで、
フレットの高音域で演奏するとき
たとえばテンポが早かったりすると
確かに7879押さえにくい…
前後のコード進行や、曲のテンポなどにより
違和感がなければ、弾きやすさを優先して
7800の娘ちゃんCコードはよく使われるらしい。
ジャカソロが好きな私。
テンポが速い曲を練習することが多かったので…
コードCのハイコードで、テンポが速くても押さえやすい、「7800」に
よくお会いしていたのですね♪
同じ理由でよく出てくる
謎コードが「10 7 7 0」
こちらは、同じ考えの、Gコードだと判明。
名付けて、未完成な息子ちゃんGコード!
描き描きすると…
未完成な、息子ちゃんGコード
TAB「10 7 7 0」
メジャーコード構成音
R ルート
M3 メジャーサード
P5パーフェクトフィフス
のうち、P5がない
未完成?のGコードTAB「10 7 7 0」
え?これってGコードなの?
大丈夫!
単独だとGコードってわからなくても…
前後の流れによっては、Gのコード感を感じることができるらしい♪( ´▽`)
みんなと協力して、コード感でるところに使われているんだね!
お母さんGコードの「10 777」と似てる…
けど、
未完成の息子ちゃんGコード「10 770」
ちょっとの違いだけど、押しやすい!
やはりテンポがはやいジャカソロの曲でお会いしたことがあります。
他にはDコードにも、
曲の流れによってコード感じられ、
押しやすいのでよく使われているパターンがあるらしい by先生
描き描き…
こんな感じ
TAB「556」の3本の弦だけ弾いたり
TAB「55」の2本の弦だけを弾いて
前後の流れから
コードDのコード感を出せるときによく使うパターンらしい。
ソロウクレレでは、コードを
一部分だけ弾くとかは、よくあるらしく…
【レッスン 先生の板書】
赤丸とか、青丸のところは弾かないで
Gコードの、1、2限だけ弾いてねという意図なら、TAB番号は「1 2」と記載
Gmコードの、1、2限だけ弾いてねという意図なら、TAB番号は「1 3」と記載
ここでTAB番号「1 3」だけをみて、
「えーっと、1と3ね」と押弦するのか…
はたまた、
「Gmの1弦と2弦だけをひくのね」と押弦するのか…
は、全然違う!と私は思う。
先生は、
「楽譜を見るときは、TAB譜の番号だけを見て押すのはオススメしません。TAB番号のベースに記載されているコードが何か、必ず見るようにしましょう」
と何度もおっしゃっていた。
この曲が弾きたい!
この曲だけ弾ければいい!という場合は
体が覚えるまでTAB譜の丸暗記で練習する。
これはこれで、一曲弾ききる!という点で、
いい練習らしい。
でも、
他の曲を練習するときにも役立てたい…
ならば、TAB譜のベースにきているコードを意識して押弦するのは大事!とのこと。
実際、TAB番号だけみて練習していた時より
コードの一部を弾いているだけ…と思って練習しはじめて、押弦の仕方が自然に変わった。
たとえ、1.2弦しか弾かなくても、
弾かない弦含めて、Gコード全体を自然に押さえるようになった。
曲を覚えるのも早くなったし、スムーズに弾けるようになった気がする。
おすすめです♪( ´▽`)
娘ちゃんCコード、息子ちゃんGコード
いつもお世話になっております。
ジャカソロ好きな私、これからも、よくお会いすると思います。
今後とも、よろしくお願いします。
おわり!
【関連記事】
※Cコードについて、似た内容を
構成音の視点から書いた記事がこちら
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/06/05/130717
※コードの構成音や度数についての記事
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/06/30/235553
※オープンコードをずらしていくとコードがどんどんできる。オープンコードのタイプが5種類(AFGDC)ある。関連記事
Aコード
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/06/15/205924
Fコード
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/06/22/215638
Gコード
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/07/05/162200
Dコード
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/06/23/141848
Cコード
https://www.ukulelehaha.com/entry/2020/07/05/153028